
こんにちは。具です。
突然ですが、普段は彼女と猫さまに挟まれているサンドウィッチな私、実は養護教諭ってお仕事をしてるんですね。
養護教諭と聞いて、どんな仕事か分かりますか?たまに「特別支援学校(昔でいう養護学校)の先生」と間違われることがあるのですが、養護教諭は、保健室の先生のことを言います。
先生って、いつも何してるの?
保健室の先生って、暇そうー
生徒からよく言われるセリフです。……まぁ、わからなくもない。
私自身、学生時代に同じ疑問を抱いていましたし、他の先生たちから見ても、「保健室の中」って何してるのか分かりにくいことには変わりないし。
養護教諭の世界って、保健室という“箱の中”に閉じていて、外からは見えにくいんですよね。そしてその空間の主は、たった一人の養護教諭。当たり前ですが、やり方もその人次第で変わります。
- 養護教諭になりたい
- 保健室のリアルってどんなものか興味ある
という方へ。
今回は、そんな“白衣を着た下僕”ーー養護教諭の一日を、以前のブログで書いた記事をベースに、加筆修正して書いてみたいと思います。
なお、記事に記載の時間は、肌感覚で割り出したなんとなくの平均で書いているので、実際の勤務校とは異なりますことをご了承ください。
⏰ 養護教諭の一日

6:30|起床
朝はすこぶる苦手ですが、アラームは10分前に鳴らし、止めたらそのままポケモンスリープをぽちぽち……ポケスリのおかげで、二度寝は減りましたが、起立性調障害気味なので、この年になってもなんとか這い上がる感じで起きています。
モーニングルーティン☀️
はい、これ朝ごはん。バナナは食べる?
余っているなら……😪
- 着替え(足元に猫さま)
- コーヒーとトーストのセット(足元に猫さま)
- 猫さまの水換え(足元に猫さま)
- サボリーノでパック(テーブルの上に猫さま)
- メイク💄(テーブルの上に猫さま)
ここまで大体40分くらい。日によってはゴミを持って家を出ます。下僕の朝はせわしないものです。
8:00〜8:15|出勤
基本、私は車通勤です🚗(出張も多いし、暑さと寒さに弱いので車一択)
毎朝両学長のライブ配信を聞いて、お金の勉強をしながら通勤しています。
朝がバタついた日は、車内で朝食をとったり、メイクしたりすることも。
出勤後のルーティン🥼
出勤したら、職員室へ行く前に保健室へ直行する派🙋♀️
- 保健室入る(エアコンのON・OFFはタイマー設定済み)
- 荷物を置く
- 白衣を着る
- 窓を開ける
- 空気清浄機をつける(冬場は加湿器もつける)
- ポットのお湯を沸かす
- 氷を補充する
- お弁当を冷蔵庫へ入れる
- 職員室行く
- タイムカード切る
- PC立ち上げる
- セキュリティエリアに入れず、ボーッとする
PC環境、なんとかならないかしら。
8:20〜|朝礼
学年ごとの打ち合わせに耳をダンボにして参加👂
委員会や全校行事、スケジュールの共有など、どの学年の情報もキャッチしておくのが養護教諭の務め!子どもは学年問わず、どこかでケガも体調不良もありますから。
8:30|保健室開室
基本的にこの時間がいちばん静かです。仮に朝から来室して、1時間目に出られないほどの体調であれば早退対応としています。
ケガが出るのはだいたい授業中なので、今のうちに掃除をしたり、夏場は熱中症指数を測りに行ったりします。
業務開始
9:00|欠席・健康観察チェック
どの学校へ行っても、職員室へ行って欠席確認するのをルーティンにしています。先生たちと顔を合わせて情報交換できる貴重な時間。
養護教諭は孤独を感じやすいポジションでもあるので、こういう日常のコミュニケーションが大事だったりします。

9:10〜|通常業務
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来室記録の整理
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保健だよりの作成
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掲示物制作
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スポーツ振興センターの事務処理
- 教育委員会からの文書処理
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ケース会議等、カンファレンスの資料作成
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健康教育の指導案作成
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出張や会議の資料作成 etc.
それとは別に、応急処置・健康相談・メンタルケア・疾病対応など、本業ももちろん盛りだくさん。授業中・休み時間問わず、いろいろな理由で生徒が来室します。
先生、イス触ったらトゲが刺さりました。
先生、生理痛でお腹痛いです……湯たんぽください。
生徒の対応にあたったときは、内容の大小に限らず、必ず記録を教科担や担任に渡して、情報共有をしています。家では猫さまの下僕で具材の私も、仕事中はまじめに頑張っているのです。
なお、来室の様子や時間に余裕があるとき、授業観察や校内巡視にも出ます。
余談ですが、いつ何時緊急事態にあうかわかりません。「〆切に間に合わない!」ということにならないよう、PC作業は前倒し命!社会人として当たり前と言われればそれまでですが、PC環境が脆弱な教育現場においては、これが中々難しいのです…
12:00|昼食
基本は職員室で食べるようにしています。保健室で食事することに若干抵抗あるタイプなので、保健室ではお茶くらいにしていて、食事はしないスタイルです。ちなみに、私は小さめのお弁当を持参。おなかいっぱいになると午後が眠くなるので、腹八分目を意識しています。
なお、私は「昼食中の対応は、緊急時以外お休み!」というスタイル。病院だって時間になったら一度閉めますから、15分くらい、自分のごはんの時間を確保させてくださいね😉
12:20|昼休み(=保健室まつり)
ここが一番にぎやか!
体調不良・ケガ人が優先だけど、そうでなければ、誰でもウェルカム。特に3年生がわんさか来ます😂ただし、保健室が過ごしづらくなたり、入りづらい環境になったりしないよう、私はいつも入口のそばにいるようにしています。
ちなみに、昼休みに保健室へ遊びにくる生徒たちがなにをしているかというと…
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身長を測る
- 視力検査をする
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聴診器や体脂肪計で自分の体の状態をみる
- 本を読む
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ただただしゃべる
なんでも自由にしてしまうと、保健室の中が大変なことになってしまうので、声量が大きいときは声をかけたり、使ったものは片付けさせたりする等、マナーを守って使用ができるよう声かけを忘れずに。(なお、感染症流行期は来室制限を設けています)
13:00〜|午後の業務再開
通常執務の続き。
ここからが睡魔との戦いです。午後の魔物、つよい。
15:30〜|清掃指導
校内や教室が汚れることで、心理的安全性が確保できなくなってしまいます。なので、清掃は大事。割と力を入れている分野です。
でも毎回思うんです……なぜいまだに“ほうきとぞうきん”なの…?掃除機くらい、あってもいいよね……?
16:00〜|部活動・委員会活動
部活動は“教育課程外”と言われてますが、ほぼ全員が顧問を持っています。
なのでこの時間も何かしら活動に参加。教材研究や事務仕事にあてる余裕は…まあ、ないですね。私も顧問を持つことが多いので、安全を見守る意味でも、放課後は部活動に参加しています。
17:00|定時(※概念)
ここが「定時」ですが、部活や委員会活動は続きます。夏場は18時過ぎまで活動していることも多く、“定時”という言葉は、もはやファンタジーなのかもしれません…。
退勤

18:00以降|退勤
課業時間内のケガや体調不良の共有は、カードを通じて教科担・担任と常時進めているので、基本残務が残らないようにしているので、諸活動終了と同時に退勤するようにしています。過去に大きく体調を崩したことがあるので、それ以降なるべく残業はしないよう意識しています。
本当はそれが「ふつう」なんでしょうけど、現場にいると、その“ふつう”が難しいのを実感します。まあ、私の人生、一般的な“ふつう”からはみ出てることが多いので、もはやデフォルトかもしれませんね

〜19:00頃|帰宅
そんなこんなで、保健室の先生にも、まあまあ忙しい日常があるわけです。
子どもの「痛い」に寄り添いながら、
ふとしたおしゃべりに笑いながら、
ときにはそっと心配しながら。
今日も私は、昼は子ども、夜は猫さまの体調を見守る、やさしい下僕(のはず)。
<グループに参加しています!>

ちなみにうちの猫さまは、白衣を脱いで家に帰った下僕を見て、“熱烈な健康観察”が始めます。
【次回記事はこちら】
