
こんにちは。具です。
5年に一度やってくる「国勢調査」、あなたはもう回答しましたか?
国勢調査かー
お、うちにも届いたね
夏の暑さも和らいできた9月下旬ーー我が家にも「国勢調査」の調査用紙が届きました。今年は末尾が5なので、簡易調査の年ですね。
国勢調査はとても重要な統計調査ということは理解していますが、いかんせん我ら同性カップル(ふうふ)、法律上は他人である以上、「配偶者」としての回答ができないのです。
たとえ世帯主を私、配偶者をパートナーとして回答しても、最終的には「他の親族との同居」と修正されてしまう現実があります。
同じ日本という国に住む納税者なのに、統計上は“いない”ことにされてしまう——。この現実を打破すべく、当事者や支援団体がずっと声を上げ続けていました。
その声が届いたのか?今回、総務省統計局が国会の場でこう明言しました。
「世帯自らが判断した続柄で回答してください」
これは…大きな一歩かーー?
わたしたち同性カップルも、自分たちの判断で「配偶者」として回答し、統計の中に“数”として存在できるかもしれない。
今回は、そんな「同性カップルと国勢調査」について記事を書いてみたいと思います。特別なことが起こったわけではないですが、世の潮流を書き残すという備忘録だと思っていただければ幸いです。
📝国勢調査とは
国勢調査とは、「日本に住むすべての人と世帯を対象に、5年に一度行われる重要な統計調査」です。なぜ重要なのかというと、この調査結果をもとに、今後の福祉・防災計画や都市計画等、民間だけでなく、行政政策の基礎資料として幅広く活用されるからなのです。
回答しなかったり、虚偽の報告をすると、統計法に基づいて50万円以下の罰金が科されるとかなんとか。なんにせよ、とても大事な調査なのでぜひ回答しましょうね。
今回からようやく!念願の!スマホやPCからのオンライン回答ができるようになったので、一段と簡単・便利になりました。オンライン回答の期間が延長されているようなので、回答していない人もまだ間に合うようですよ!
👩❤️👩“いないこと”にされていた、透明な私たち
さて、これまでの国勢調査では、同居する同性カップルがふうふとして把握されることはありませんでした。なぜなら、「法律上、婚姻関係は異性間にしか認められていない」から。つまり、わたしたちが「配偶者」と回答したところで、最終的に“誤記”として修正されてしまうのです。
結果的に、統計上は“存在しない”ことになる同性カップルたち。数として見えなければ、必要な支援や政策も検討されにくくなります。
今回の調査で、ようやく「自分たちの判断で回答できる」という道筋が示されたことで、同性カップルの存在が数として見える可能性が生まれました。
【参考はこちら】
www.marriageforall.jp
とはいえ…回答の自由が認められたとしても、その回答が結果としてちゃんと「集計(反映)」されるのかがちょっと心配。「回答していいとは言ったけど、集計に反映するとは言ってないよ♪」みたいなあげあし取りにならないことを祈るばかり…🙏

⬆︎ここにいるよー。
💻「配偶者」として回答しました
各団体さんが出してる回答に関する記事や資料を確認しながら、我が家も国勢調査にオンライン回答しました。
うちがやる(カタカタカタカタ)
ありがとー(ゴロゴロ)
世帯主が君で、うちが“世帯主の配偶者”ね
そうだよー(ゴロゴロ)
ネット回答ありがてー!
家にいながら作業ができて、家で完結するーーデジタル社会における一般常識になってほしいものです…だってありがたいから。
さて、総務省統計局が明言した「ありのままご回答いただければという趣旨」を信じて「ありのままご回答」したわけですが、ちゃんと“集計”までしてくれますよね!?頼むよ!無き者にしないでくれ!!
🚻性別欄のこと
さて、国勢調査にあった「性別欄」の選択肢が今どき「男・女」の二択でした。そもそも(国勢調査に限らず)、なにを知りたくて聞くんでしょうね?性別欄。
医療や疫学のように、「身体的な男女で疾患のリスクが違う」みたいな、生物学的な性差が重要な分野では聞く意味や理由はわかりますが…
こういう社会調査や一般的なアンケートで「性別」を尋ねるとき、
ーー“生物学的性別”を知りたいのか、“性自認”を知りたいのか。
その意図を明示して前提を揃えないと、混乱したり、感情的になったりしてしまう気がします。
そもそも世の中、ジェンダー(社会的性別)とセックス(生物学的な性別)と性自認がごちゃまぜになって語られている気もする。
個人的には、「この質問はこういう意図で聞いています」とひとこと添えるだけで、ずいぶん受け止め方は変わるんじゃないかなーと思ってます。その上で、「回答なし」等の選択肢の幅を設けていけば、“だれか”が取り残されない、もう少し優しい設計になるんじゃないかな、とも。
🌈おわりに:結婚したい人ができる世の中に
「結婚がすべてじゃない」と言う人がいます。そういう考えを口にされることが、私はきらいです。
結婚を選ばないのと、選べないのでは、前提がまったくちがう。なのに同列で語られても困るのです。
少なくともわたしたちは、選べるようになりたい。結婚制度の是非を語る前に、“選べる”社会であってほしいと願わずにいられません。
もしかしたら、今回の国勢調査への回答は、存在の可視化につながるかもしれない。それによって、国が具体的に動き出すかもしれない。
そんな一縷の望みをかけて、あんまりマイナスなことばかり考えず、まずは「いる」ということを伝えてみようと思う。
統計を取る以上、そして国会という場で明言された以上、きっと意味があるはずだから(と信じたい)。少なくとも、これからの「日本」という国を作り上げる上で重要な資料になるはずだから(と信じたい)。
そして、5年後の国勢調査ではもっと多くの人が、“配偶者”として胸を張って回答できる世の中になっていますように。
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🌼この記事がいいなと思っていただけたら、はてブで教えてもらえるとうれしいです。

ちなみにうちの猫さまは、国勢調査のオンライン回答をしている横で、お腹をもみもみしていたら、そのままスヤァ…💤国の統計にうちの「かわいい猫さま」もカウントされないかなぁ。