
こんにちは、具です。
私たちは同性カップル。一緒に暮らして15年ーー日常のほとんどは、世の中が想像するような“特別なドラマ”とは無縁です。
- 一緒に買い物へ行って、「わ。野菜が高い」とガッカリしたり。
- 夕飯の献立で「明日なに食べたい?」なんて相談したり。
……そんな、なんてことのない毎日を送っています。
このなんてことのない毎日を送っている我が家が、“制度上は他人”だなんて、一周まわってなんか笑えてきますね。
制度が絡むといろいろ課題のある同性カップルですが、日常生活というミクロレベルに落とし込んで見てみると、同性カップルには同性カップルならではの良さ(メリット)が、実はたくさんあります。
今日はちょっと肩の力を抜いて、同性カップルでよかったなあと思う、ささやかな日常の「よかった」を書いてみようと思います。
数字は奇数がいいと聞きますが、うまく収められなかったのはご愛嬌、ということで…
- ♨️同性カップルでよかったこと①:一緒に温泉に入れる
- 👚同性カップルでよかったこと②:服やアイテムをシェアできる
- 💄同性カップルでよかったこと③:お肌や健康の悩みを話しやすい
- 🍳同性カップルでよかったこと④:性別の固定的役割という概念がない
- 🌈おわりに:同性カップル最高!ーーだけど、今はまだ他人。
♨️同性カップルでよかったこと①:一緒に温泉に入れる
ダントツ1位はやっぱりこれ!
異性カップルだと、スーパー銭湯で一緒に入るなんてまず無理だし、温泉旅館に泊まろう!となっても、貸切風呂とか家族風呂を使わない限り、一緒に入るなんてそもそも無理なわけで。せっかく温泉に行っても、「じゃあ◯分後に待ち合わせね」と時間合わせをする必要もないし、相手を待たせているかもしれないと焦る必要もない。ただ「一緒に行こう」で完結するのってすごい楽!!!
あ、クレンジング忘れた…
なんてことになっても大丈夫。
私持ってきてるよ
ありがとうー!天才!!
と、隣り合った洗い場で完結するこの手軽さ(設置している温泉なら気にしなくて良いし、片方がちゃんと持ってきてないと成立しない話だけど)。
露天風呂で並んでお湯につかりながら、「最近どうよ?」なんて聞いてみたり、仕事であったことを聞き合ったり、ものすごくどうでもいい話を延々としたり。
着替えたら、スキンケアをしながら、ふたりが同じ空間で髪を乾かす。洗面台を占領するとまずいから、ふたりで一台の洗面台とドライヤーを使って乾かし合いーーこういうときにふと、「あー同性でよかった」と思ったりします。
こういう何気ない小さな“よかった”が、ふたりにとっては大事な“生活の幸福ポイント”だったりするのです。
👚同性カップルでよかったこと②:服やアイテムをシェアできる
私たちのクローゼットは、ふつうのカップルより少しだけ境界線が曖昧です。
そのバッグ今日使いたいんだけど、貸して?
いいよ〜。ーーねぇ、この服に合うカーディガン持ってない??
そんな会話をしながら、気づけば“ふたりのアイテム”になったものもちらほら。服はもちろん、鞄もそうで、相手の持っているものの方が便利そうだなと思ったら、ちょっと借りるなんてことはよくあること。
もちろん体格や好みの違いはありますが、アクセントにしたり、気分転換したりできるので、むしろメリットの方が大きい気がします。
同じようなノリで、化粧品を貸し借りすることもザラ。「ちょっとそっちの色のアイシャドウ貸して」とか「ファンデーションなくなりそうなんだけど、つなぎで何か余ってたりしない??」とか、同性同士ならではのこうしたやりとりが、日々けっこう楽しいです。
💄同性カップルでよかったこと③:お肌や健康の悩みを話しやすい
同性カップルならではの“話しやすさ”って、生活をしているといろんなところに現れます。たとえば、
肌荒れしてきた…
うちのCICAクリーム使う??
ありがとうー!助かる!
とか、
マック食べたい。ビッグマックとポテトとコーラをむさぼりたおしたい
君、それ生理前なんじゃない?大丈夫??なんかいるものある?
あ!そうかも!納得!!
といった具合に、とにかく話が早い。気取った感じではなく、ただの生活の延長として“共有できるものが多い”という安心感があります。
「実はちょっとここに痒みが…」とか、相手が異性だと言いづらいことも、同性同士だからこそ共有しやすい(私は養護教諭という仕事だからなおさら)し、体のリズムやホルモンバランスについても、おたがいある程度は理解と想像ができるから、言わなくても察してもらえることが多い。
こういう言いづらいことも共有できるって、暮らしていくうえで地味に、だけど大きな力になるんですよね😭
🍳同性カップルでよかったこと④:性別の固定的役割という概念がない
これは番外編というか、異性カップルでも十分理解しあって機能している家庭もあるので一概には言えないと思うのですが、ぶつかりにくいことではあるかな?と思って一応挙げてみました。
同性同士だと(おそらく)特に「男性の役割はこれ」「女性の役割はこれ」という概念が薄い気がします。だから、家事も相手の得意・不得意の感覚を大事に、どこか自然に分担できている気がします。
我が家の場合、私は掃除が好きだけど、パートナーは苦手。
逆に、私は料理が嫌いだけど、パートナーは嫌いじゃない。
洗い物ありがとう。なにか他にやることある
いやいや、料理作ってもらってるからこれくらいは。もう何もないよ、お茶しよう。
こうした声かけが、家の中で自然とまわっているのが、「なんかいいなあ」と感じることもあります。生活している中で特別に言葉にしないけれど、“同性同士の生活のシンクロ感”って、かなり大きな魅力なんだと思います。
制度では家族として認められないけど、生活レベルで見てみると、日常は勝手に私たちふたりを家族にしてくれる。時折、そんな事実に励まされるような気がします。
