女同士のふうふです|私と彼女と猫さまと

養護教諭×保育士の同性カップルが織りなす日々の記録

【仕事】養護教諭は3月になにしてる?|実は新学期がすでに始まっている保健室のリアル

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こんにちは。具です。
この前2月になったと思ったら、もう3月になってしまいました。おかしいな?だれか時計進めてる…?

さて。前回、2月「整える月」というお話しをしました。

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「3月って、学校はもう終わりですよね?」
「先生も暇になるんですか?」

そんな風に想像する方もいるかもしれませんが、3月は一年の中でも特別な意味を持つ時期です。なぜなら、「今年度を終わらせる仕事」と「来年度を始める準備」が同時にやってくるから。

今回は、普段あまり知られていない「養護教諭の3月のお仕事」について、保健室のリアルをお話しします。(ただし、ここで書いている内容は、現任校の話ではなく、あくまで過去の話を織り交ぜた内容となっていることをご了承ください)

🗓養護教諭の3月は、締めと始まり

3月の学校は、授業も少なくなり、卒業式をむかえ、学校によっては、特別日課が始まります。学校全体が“終わりモード”。新しい環境に心がかたむく子も少なくありません。

3月は私にとって「はじまる月」です。年度の終了をむかえる以上、「終わる月では??」と思いそうなものですが、3月になると、新学期はすでに始まっていると思っています4月には微調整だけで済むように、見えないところでラストスパートをかけているのです。

🔍養護教諭が3月にしていること【事務処理編】

健康診断実施要項の完成

3月は、4月当初に提案する資料を完成させる時期です。特に養護教諭が、年度当初にやらなければいけないことは、職員会議「健康診断の提案」をすること。私は、要項は3月中に完成させるものの、職員会議では、4月にやらなければいけないところだけ提案するようにしています。

  • 保健関係の書類の扱い方(保管場所・管理方法等)
  • 健康診断全体のスケジュール
  • 身体計測のおおまかな流れ・職員分担

また、異動初年度の場合、提案は前年度までいた先生にお願いしています。異動したてで学校のこともわからないからこそ、むしろ知りたい側ですから。

書類の返却

2月に準備しておいた書類を返却するため、学年主任と打ち合わせ、返却日を決定します。また、卒業生には、高校進学後も治療を継続するケガがないか確認し、スポーツ振興センターの引き継ぎにむけた準備も整えておきます。

春休みに返却する書類の確認

春休み中の受診に合わせ、食物アレルギー等の管理書類を返却できるよう、2月に進めた作業の最終確認です。あとは短縮日課が始まるころから修了式の期間で返却するだけ。

🧑‍🏫養護教諭が3月にしていること【連携編】

ルールの見直しと徹底にむけて

1年の終わりを意識する3学期は、やり残したこと、4月からやり直したいことがハッキリと見えてきます。それらをそのままにするのではなく、「4月にどうリスタートを切るか」を意識して準備をします。

  • 授業中の来室ルール
  • 休み時間や昼休みの保健室の利用範囲の調整
  • 保健室でできることとできないことの整理整頓

年初の職員会議で、自校の保健室運営について話す機会があるので、前年度中に「保健室経営計画」や「学校保健計画」の見直しを!

学校行事への参加体制を整える

3月は卒業式や修了式といった、学校全体で行う節目の行事があります。日ごろなかなか学校へ来られない子も、学校へ足を向ける機会が増えます。

登校の目安時間や会場の様子、行事の進行、行事が終わった後の流れ等、事前に担任の先生と子どもとの間で話し合うようにし、学校全体で体制を共有しておくようにします。

小学校との引き継ぎ

年度末が近づくと、新入生の健康状態について養護間での引き継ぎが行われます。

  • 持病
  • 食物アレルギー
  • ケガ
  • 頻回来室
  • 投薬状況
  • スポーツ振興センターの継続

この子は体調をくずしがちだったんですけど、6年間でグンと成長したんですよ。

そうなんですね。小学校が大切にしていた成長を、中学校でもしっかり見守りますね。

生徒ひとりひとり、体の状態だけでなく、6年間の成長や学びについてもお話しを聞いています。

“次”につなぐため、言葉を残す

前回の記事で、「養護教諭含め、先生方は“今”だけを見ているわけではない」というお話しをしました。

教員はいつだって、子どもがいつか“大人になること”、そして、“社会へ出ること”を意識して関わっています。でも、いつまでも子どものそばで、直接かかわることができるとは限りません。そう、先生方には「異動」があります。

卒業する子、進級する子ーー3月は、その子に必要な言葉を最後に託すことを意識します。特に異動する場合には、それとなく、でも魂を込めて。

教員が残せるのは、つきつめると結局は「言葉」です。そう思って、3月は特に子どもへ伝える言葉を意識します。

🌈おわりに:3月は終わりであり、始まりでもある。

3月は、今の学級の終わりを寂しく思う子もいれば、ホッとする子もいるでしょう。4月を楽しみに春休みを迎える子もいれば、不安で迎える子もいるかもしれない。

一段と心が揺れ、その気持ちを慰めるかのように、行動が派手になる子も、中にはいます。

(落ち着かない気持ちがあるのかもしれない)

子どもの見える行動に振り回されるのではなく、努めて冷静に。虎視眈々と4月の準備を終わらせ、今年度できる最大のかかわりをして、新年度をむかえる。3月に意識する「終わり」と「始まり」のお話しなのでした。

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ちなみにうちの猫さまは、少しずつ皮膚のかゆみも落ち着き、保護服を着なくても良い日が増えてきました。だいぶリラックスしているご様子ですが、その手首、なんでそんなに柔らかく曲がるのですか…?