
こんにちは。
気がつけば6月に突入していました。
4月は「準備」、5月は「実行」。
そして6月は、「フォローと予防の時期」です。
学校生活が少し落ち着いてくる一方で、養護教諭の仕事はむしろ増えていく時期。
健康診断の結果対応・熱中症対策・学校保健委員会の準備、そして子どもたちの心のケアーー表からは見えにくい仕事が多いのが6月の特徴です。
今回は、6月の養護教諭がどんな仕事をしているのかをご紹介します。
☂️6月の養護教諭の主な仕事
6月は「実施したことを終わらせる仕事」と「夏に向けた準備」が同時に進みます。
健康診断の事後措置
4月から続いてきた健康診断も、この頃には一段落します。
しかし、健康診断は実施して終わりではありません。
むしろ養護教諭にとってはここからが大事。
具体的には、
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結果の整理
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受診勧告のお知らせ配付
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精密検査のお知らせ配付
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統計資料の作成
などを行います。
受診勧告等のお知らせも、「結果を渡して終わり」ではなく、夏休みまでに一度「実際に受診したかどうか」を確認します。
場合によっては、三者面談等を通じて受診を促してもらうよう、担任の先生と連携することも。
これは、学校全体の健康課題を把握するためにもとても大切な仕事の一つです。
熱中症対策が本格化
6月になると(もはや5月から…)、気温や湿度が上がり始めます。
特に最近は、梅雨の合間に真夏のような暑さになる日も珍しくありません。
そこで保健室では、
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WBGT(暑さ指数)の計測、記録、周知
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水分補給の呼びかけ
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体育や部活動との連携
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熱中症対応マニュアルの確認
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救急用品の準備
などを行っています。
熱中症は、予防が何より重要です。
実際に体調不良者が出てから動くのではなく、出さないための対策を考えるのも養護教諭の役割。
特に5〜6月は、体も暑さに慣れていないので「暑熱順化」を意識します。
暑熱順化とは、身体を徐々に暑さに慣らし、汗をかきやすくして体温調節機能を高めることで、熱中症になりにくい身体づくりをすることです。
いま体育ってなにやってますか?
今は陸上競技が中心で、再来週から校庭で球技ですね。
予報だと真夏の暑さも予想されてるし、毎年この頃から来室増えるから、熱中症のことは気にした方が良さそうですね。
じゃあ、練習メニューを組み替えられるようにして、休憩と水分補給の時間をこんな感じで取るのはどうでしょう?
こんな感じで、体育科の先生とは密にやりとりをして、授業と対策を柔軟に対応できるようにしています。
学校保健委員会の準備
あまり聞きなじみがないかもしれませんが、学校には「学校保健委員会」という組織があります。
学校保健委員会とは、学校医や教職員・保護者代表・児童生徒代表などが集まり、学校の健康課題について考える場です。
私がこれまで赴任した学校では、保健委員会の生徒が発表活動をすることが多かったので、6月くらいを目処に委員会の生徒と話し合い、学校保健委員会にむけて考えたいテーマを決めています。
委員会活動と並行して、学校保健委員会にむけて次のような準備をします。
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資料作成
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健康診断結果の分析→生徒がテーマを決めるのに必要な事前資料にもなる。
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議題やテーマの検討
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関係者との調整
- 生徒の事前学習のサポート(テーマ検討や原稿・スライドのサポート、チェック)
などを進めます。
なかなか見えにくい地味な作業ですが、この頃から開催日までの数カ月、実は長い時間をかけて準備を進めているのです。
💔心因性の来室が増える時期
6月の保健室で特徴的なのが、心因性の来室が増えることです。
例えば、
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頭痛
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腹痛
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倦怠感
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食欲不振
などを訴えて来室する子どもたちがいます。
もちろん、純粋に体調不良の場合もあります。
ただ、中にはストレスや不安といった心因性の理由が背景にあるケースも少なくありません。
なぜ6月に増えるのか
4月は緊張感で乗り切れます。
5月は行事や新しい環境に必死についていきます。
そして6月。
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新しいクラス
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人間関係
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学習面の不安
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部活動
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家庭環境
さまざまな要因が重なり、身体的不調として現れてくるのが、少し慣れてきたこの時期。
どの学校で働いていても、6月は1学期の中で最も来室が多く、心因性の来室もグッと増加する時期です。
このとき、特に先生方へお願いしているのは、「まずは学級・学年で受け止めましょう」ということです。
保健室へ悩みを打ち明けてくれること。それはもちろん大切にします。
でも、学級や学年を超えて、最初から保健室がすべて受け止めるべきかは、立ち止まって考える必要があります。
クラス内で起きているような悩みについては特に。
「先生になんとかしてほしい」ーーそういう気持ちが背景に隠れているなら、学級や学年の先生たちの力は絶対に必要です。
そこで先生たちへ、事務的に“保健室へ送る”のではなく、「学級や学年で受け止める話ではないのか」と立ち止まって考えるようお話しをしています。
これも学校保健という視点に立った生徒指導・支援であり、養護教諭が症状だけを見て終わらせない大切な役割だと思っています。
🌈おわりに:忙しいけど余裕も出てくる保健室
6月は一見すると落ち着いて見えるけど、実際には、身体の不調だけでなく、心の疲れを抱えた子どもたちが増え、見えない仕事が増える時期という話をしました。
この頃の保健室は、ひとつひとつの仕事が細かく、終わりが見えにくいという特徴があります。
健康診断の事後措置も、熱中症対策も、学校保健委員会の準備も、
どれも表から見えにくい仕事です。
しかも同時進行で進んでいきます。
保健室で生徒の対応をしながら、
資料を作り、
電話をかけ、
データをまとめる。
ケース会議も増える時期なので、放課後は会議…という週も少なくありません。
気付けば一日が終わっている、なんてこともしばしば。
それでも、ようやく校内に集中して目を向けられるようになるので、私としては少し一息ついて、楽しく感じられる時期でもあります。
今、こうして余白の時間を楽しめるようになったこともその証拠☝️
来室が増える時期ではありますが、目の前の生徒に集中して、じっくり向き合っていきたいです。
<グループに参加しています!>

ちなみにうちの猫さまは、先日お気に入りのマグカップに入った水をすごい体制で飲み散らかしておりました。あの、それ飲みづらくないですか…?
